GNAT の入手 |
まずは,GNAT を入手しなければなりません.私は怠け者なので,一番簡単なバイナリ版を入手します. ftp://ftp.cdrom.com/pub/languages/ada/compiler/gnat/ ftp://cs.nyu.edu/pub/gnat/ ここからダウンロードしましょう.このディレクトリから distribに移動し,(移動しなくていい場合もあります)gnat-3.11p-sparc-sun-solaris2.5.1-bin.tar.gz(バージョン番号は最新のものに置き換えてください)をダウンロードします.ファイルサイズが約 7MB ですから,空いているときにダウンロードしましょう. |
ファイルを解凍する |
まず,ダウンロードしてきたファイルは圧縮ファイルなので,解凍します. 最初にスーパーユーザになります. # gtar -xzvf gnat-3.11p-sparc-sun-solaris2.5.1-bin.tar.gz gtar は GNU tar です./bin/tar と区別するためにコマンド名を変更しています.もし,GNU tar がインストールされていないのであれば,以下のコマンドで代用できます. # gunzip -cd gnat-3.11p-sparc-sun-solaris2.5.1-bin.tar.gz | tar xvf - gnat-3.11p-sparc-sun-solaris2.5.1-bin というディレクトリが作成され,その中にインストールするファイルがあります. |
doconfig を実行する | |
次にカレントディレクトリをgnat-3.11p-sparc-sun-solaris2.5.1-bin に移し,doconfig スクリプトを実行します. # cd gnat-3.11p-sparc-sun-solaris2.5.1-bin# ./doconfig 最初に以下のメッセージが表示されます.
このメッセージを読んだら RETURN キーを押して,次のステップに進みます. |
インストールタイプの選択 | |
次にインストールタイプの選択をするメッセージが表示されます.
各インストールタイプについて説明します.
|
インストール先の入力 | ||
以下のメッセージが表示されるので,インストールする場所を指定します.
/usr/local 下にインストールしたいので,/usr/local と入力します. すると次の確認メッセージが表示されます.
インストールパスが /usr/local であることを確認します.違うようなら,正しいインストールパス(この場合は /usr/local)を入力し直してください.確認できたなら,RETURN キーを押して,先へ進みます. |
doinstall スクリプトの生成 | |
以下のメッセージが表示され,今までの選択内容に合わせた doinstall スクリプトが生成されます.
GNAT のファイルがどこにインストールされるのかを表示しています. doinstall と一緒に env-vals と env-vals.sh ファイルも生成されます. |
インストール開始 |
では doinstall スクリプトを実行して,ファイルのインストールを開始しましょう. # ./doinstallこれでインストールは完了です. |